皆さんと一緒に(交流・お手伝い)
こちらでは(株)クニヨシの社長、または会社として地域の皆様や様々な機関とのかかわり・交流のエピソードをご紹介します。
地域コミュニティや子育て支援など・・・現代において大切なつながりのお話です。【社長談】
※こちらのコーナーでの掲載画像はすべてイメージです。
【少しだけ、お役に立つことをしました】
<第一話>
平成21年(2009年)マンション管理組合活動
マンションに引っ越して13年。
きちんとメンテナスされていて、住みやすかったです。
3月のある日、その理由を知りました。
その年、私は、マンション管理組合の理事会メンバーでした。
役職を決める会合に来てくださいとの通知がありました。
私は、会合に出席しました。次年度の役職を決める会合でした。
最初、和気あいあいの会合でした。
ところが理事長などの役職を決めるところで会場が静まり返りました。
30分くらいして、「私、書記をやります」とか、「私は、防災委員をやります」とか、少しずつ、役職が決まっていきました。
残りの役職、理事長、副理事長。また、静かな時間が始まりました。
前年の理事長から「このままだと、また集まってもらいますよ」の声が。
「役職が決まった人は、来なくていいんですよね」と、ごもっともな質問がありました。
そのまま さらに30分。
なるべく目を合わせないようにと身構えた人々の集合体。
私は、このシーンとした空間がきらいです。
まだ続きそうだったので、「私、理事長致します」と手をあげました。
理事長が決まると、他の役職も決まっていきました。(めでたしめでたし?だったか?)
毎月の理事会に参加できないご高齢の理事が何人か居られました。
私は、理事会での審議内容を印刷して、お届けしたり、説明したりしました。
出席できなくとも、委任状を提出いただき、理事会に参加している雰囲気を作っていきました。
委任状を含めた、理事会の参加率は、常に90%以上でした。
(理事の皆様に感謝申し上げます)
私は、中途でこのマンションに入居しました。
理事長になったものの、何をしたら良いかわかっていませんでした。
最初は、はじめから住んでいる長老方にいろいろ教わりながら理事会運営を致しました。
理事長は、住人からのリフォーム申請の内容確認(月15件前後)や修繕工事の立ち合いなど、やることが多いですね。
でも、住みやすいマンションの為にがんばりました。みなさまのお役に立てたでしょうか。
この年の主なイベント
(1)防犯カメラの設置
予算が付けられていましたがレンタル?か リース?か 決まっていませんでした。
いろいろ調べ、3社の業者と商談して、リースにしました。
リースは、リース期間を終えると安くカメラや録画機材を安く買うこともできます。
ゆくゆくは、コストを抑えられると判断しました。
機器は、決まりましたが、取り付け工事業者の選定が残りました。
たまたま、紹介いただいた取り付け業者の見積りが安かったため、工事を依頼しました。
夏の暑い時期(7月・8月)に業者の3人は、地面を掘ったり、天井に潜り込んだりして、ケーブルでカメラと
録画機をつないでくれました。
時々、自費でペットボトルの飲料を差し入れ致しました。(ありがとうございました)
マンション4棟、7月~8月、約2ケ月かけて、防犯カメラの設置を終えました。
この年は、事件・事故も無く、防犯カメラを見ることは、ありませんでした。
(平和に過ごしてくれた住民の皆様に感謝です)
(2)集合住宅BSアンテナの設置(地デジ化)
首都圏は、2011年7月に地デジ放送に移行することが決まりました。
「世界の亀山モデル(シャープ)」など、新型液晶テレビがよく売れていました。
地デジは、ケーブルテレビで各戸に電波が送られることになっていましたがBS(CS)電波は、ケーブルテレビの
コンバーター契約をしないと見れませんでした。
一部の南向き住戸は、ベランダに手すりにBS(CS)アンテナを取り付けていました。
台風などでパラボラアンテナが飛ぶと危険なため、マンションの規約では、取り付けが禁止されていました。
理事会で3か月話し合いました。屋上にBS(CS)アンテナを取り付け派とケーブルテレビとコンバーター契約する派に
分かれての議論となりました。
ある長老にBS(CS)アンテナを取り付けを反対されました。3ケ月、この事業の意義を説明致しました。
私は、どの家庭でもBS(CS)が普通に見れる = 機会均等にしたかったのです。
また、台風などで凶器ともなる危険なBS(CS)アンテナを取り外したかったのです。
長老のみなさまにもご納得いただき、
理事会で議論の末、9月 屋上にBS(CS)アンテナを取り付けることに決まりました。4棟設置の費用は、
およそ高級外車1台分。
予算が付いていなかったため、臨時総会を開くことにしました。もちろん、初めての経験です。
10月、臨時総会の日、マンション管理会社の担当者からシナリオを渡されました。ものすごく細かいセリフまで入っており、
びっくりしました。(優秀な方でした)
おかげで、私史上初めての臨時総会は、屋上にBS(CS)アンテナを取り付けで満場一致。無事に終わりました。
ありかどう!
11月にケーブルテレビとBS(CS)アンテナの受信状況をアトランダムに選んだ住戸で確認。大きな問題なく、
BS(CS)放送の受信ができるようになりました。皆様!ありがとうございました。
【少しだけ、お役に立つことをしました】
<第二話>
平成26年(2014年)自治会活動
管理組合の仕事を終えて、5年。忘れた頃に今度は、自治会のお仕事です。
また、会長などの役職者を選ぶ会合からスタート。
もちろん静かな会場、みんな下を向いてうつむいています。
(耐えられない時間)
私、また、「会長やります」と手をあげてしまいました。
たまたま、管理組合のメンバーが数人いました。
気心知れた人たちのおかげで、スムースにスタートできました。
自治会のイベント
(1)納涼夏祭の開催(8月)
こんな感じで開催するという資料をいただいて、5月から準備開始。
盆踊り用のやぐらを業者からレンタルししたり、子どもさん向けにクジを作ったり、スーパーボールすくいを用意しました。
酒屋にビール、缶酎ハイ、ソフトドリンクなどの飲料を注文。正箱で残った場合は、返品できるようにお願いしました。
氷で飲料を冷やすための容器をレンタルしました。
準備期間は、3ケ月ありましたが、短かく感じました。
雨にも降られず、多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
(2)自治会費 銀行引き落としを実施(9月)
役員に負担だったのが自治会費の集金です。
現金で事故が起きないように銀行引き落としができないかを検討しました。
管理組合費は、マンション管理会社が銀行引き落とししていました。
マンション管理会社が自治会費も銀行引き落としできないか、管理組合に打診しました。
2ケ月ほど、打合せして、マンション管理会社が自治会費も銀行引き落としすることに決まりました。
8月までに住人の皆様に書面で銀行引き落としを了解いただき、9月に自治会費も銀行引き落としを実施致しました。
(とても楽になりました)
(3)敬老会(9月)
我が自治会は、近隣の町会・自治会連合に加入しています。
9月に連合のイベントで敬老会がありました。
近くの中学校に75歳以上のシニアを招いての食事会です。
ボランティア学生が歌を披露したり、お芝居をして、シニアに楽しんでいただく催しです。
敬老会を実施するにあたり、各町会・自治会が市役所へ敬老会の補助金を申請します。
市役者から名簿をいただいて参加者(シニア)が異動していないかを確認します。
75人中4人が天国へ召されたり、老人ホームなどの施設へ行かれたりしていました。
9月敬老会開催。午前8時から中学校でイス、テーブルを設置。
歩けない方をタクシーで送迎、会場で来場者の出席をリストでチェックしました。
シニアの笑顔がうれしかったです。ありがとうございました。
後日、自治会役員が手分けして、シニアに記念品をお届けして、敬老会は、無事に終了しました。
(4)芋煮会を実施(10月)
6月、市役所からのお知らせポスターを貼っていた時、「会長さんですか?」と声をかけられました。
「芋煮会をやりませんか?」
芋煮会は、7年前まで開催されていたそうです。
お話をお聞きすると「芋煮会」は、たのしそうなイベントでした。
私は、定例会で「芋煮会」開催を議題にしました。
開催したいという意見が多かったです。しかし「芋煮会」を実施するための予算がありませんでした。
まず、「芋煮会」は、いくらかかるのか、費用を計算することにしました。
里芋などの具材、肉、食事用のおにぎり、レンタルプロパンガス(コンロ)。約8万円かかることがわかりました。
「芋煮会」と「おにぎり」を販売して、8万円売る目標を立てました。
敬老会の準備の合間に口コミやポスターによる広報活動を実施しました。
役員以外にも協力者が現れ、「芋煮会」は、とても盛り上がりました。
芋煮300円、おにぎり100円で販売致しました。芋煮は、少し高いような気が致しましたが230杯売れました。
なんと、利益は、目標の8万円となり、大成功で終りました。
「芋煮会」は、コロナ過前の2018年まで5年間、毎年開催されました。
次年度以降は、予算に盛り込み、芋煮200円で販売致しました。
ご協力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
(5)青年部の設置
住民交流にイベント開催が重要だと考えましたが、サポートしてくれる人たちが必要です。
街の町会や自治会には、「青年部」という組織があります。イベントをきかくしたり、実施してくれる人たちです。
我が自治会にも「青年部」を作ることにしました。「青年部」ができたことで次年度以降の「納涼夏祭」「芋煮会」などのイベントがスムースに開催できたと思います。
「青年部」につきましては、多くの方にご賛同いただきまして、感謝申し上げます。
【少しだけ、お役に立つことをしました】
<第三話>
令和二年(2021年)マンション管理組合活動
再び、マンション管理組合役員の年。
今回、私用があり、役職者選びの会合に出れませんでした。
理事長は、誰かに決まっただろうと考えていました。(甘かった、かも)
役職者は、だいたい決まっておりました。理事長を除いて・・・
「國吉さんが理事長になる前提でみんな役職に就いたよ」(ハッ?)
ありがたいお言葉です。また、1年間 理事長を致しました。
この年の主なイベント
(1)雑排水管交換工事
前年からの引継ぎ事項です。
40年以上経過しているマンションなので、躊躇せずに雑排水管交換工事の予算を付けてくれたら良かったのにと思いました。
工事費用が億単位のため、総会か臨時総会で区分所有者の了承をいただく必要がありました。
当時、年間4~6件 漏水事故が発生しており、早く工事した方がよさそうでした。
前年度の理事が詳細なデータを残してくれたおかげで、状況が理解できました。
私は、ご長老方に相談しました。ご長老方には、定例理事会にもご参加いただき、工事業者などを急ぎ決めていきました。
工事の準備が整い、10月に臨時総会を実施しました。反対もなく、区分所有者の皆様にご承認をいただきました。
人生で二回目の臨時総会だったので(?)、審議は終始スムースでした。
翌年の2月に住民説明会を開催。業者が皆様に工事内容を説明致しました。
3月に業者が各戸を訪問し、工事個所の確認を致しました。
お勤めの方も多く、土曜日、日曜日、夜も業者が各戸を訪問し、工事個所の確認を致しました。
4月から雑排水管交換工事を実施。4棟の工事がすべて終わったのは、およそ1年後でした。
住人の協力に感謝致します。
(2)外灯を覆い隠す樹木の伐採
住人から外灯が暗いと苦情がきました。調べたところ、成長した木々が外灯を覆い隠していました。
毎年木々は、切っています。平成23年から植栽業者を変えたところ、こまめに肥料を与えてくれるので成長が早いのです。
植栽業者や理事とも相談し、この木を伐採することにしました。
その後、暗いという苦情は、なくなりました。
明るい外灯で事件事故が起こらないことを願います。
(3)騒音
ある棟の住人から、午後10時以降に近隣からの騒音がうるさいとの苦情がありました。
電気ドリルなどの機械的な騒音がすると言います。
解決方法は、ほとんどないのですが、アンケートを取り、他にも午後10時以降に騒音で困っている人がいないかを調査しました。
6人ほど、同じことで困っている人がいました。
ある週末、該当の方に集まっていただきました。4人が出席されました。
騒音元の部屋を特定できませんでしたが、この打合せ内容を機関紙に掲載しました。
完全にではありませんが、この棟の騒音が減りました。
(ご協力いただいた皆様、ありがとうございました)
(4)さざんかにチャドク蛾(2月末)
地球温暖化の影響なのか、冬にチャドク蛾が発生しました。
住人の腕がかぶれるという事故が発生していたため、植栽業者にさざんかの消毒を依頼しました。
費用は、予備費から捻出しました。
翌年の予算に植栽への消毒費用を計上し、総会で承認されました。
(翌年からは、チャドク蛾の発生が収まったと聞いています)
(5)共用廊下スロープの滑り止め工事(2月中頃)
70代の理事から1階廊下のスロープで転ぶシニアが多いとの指摘をいただきました。
実は、雨の日に私もこのスロープでみごとにこけました。補修が必要と考えました。
修繕担当理事が補助金についていろいろ調べてくれました。市の補助金が使えそうだということになり、私は市役所を訪問しました。
補助金の対象は、住居。集合住宅も対象だとお聞きしました。シニアがケガをしないように階段やスロープの手摺、滑り止めに対して、
50%が補助されるとのことでした。市役所の担当者から年度内(3月)に申請して、すぐに工事してくださいと言われました。
申請するにあたって、いくらかかるのか = 業者の見積りが必要でした。
理事会で賛否をいただく前に理事へ書面通知で業者の見積りを取ることを知らせました。
2月下旬の理事会で「滑り止め工事」を提案し、理事の了承を得ました。
スロープの長さは、ひとつの廊下で10m程度 4棟計で60m程度です。部分的な修繕のため、予想以上のコストでした。
予備費で賄うため、臨時総会を行いませんでした。
市の補助金を申請したため、すぐに工事にかかりました。工事は、3月20日頃に完了し、市の補助金申請も間に合いました。
なにより、それ以降スロープで転ぶ人がいなくなったことがとてもうれしいです。
ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
(6)専門委員会の設置
管理組合を運営するにあたり、経験がない理事(の役職者)では、就任当初になにをしてよいかわからないと思います。
スムースに管理組合を運営するため、専門委員会の設置を設置しました。
◆修繕委員会 ◆防災・防犯委員会 ◆総務委員会
修繕委員会は、適正な費用で必要な修繕が行うため、昭和の時代から設置されていたそうです。
修繕委員のおかげでメンテナンスが行き届いたマンションでありました。
今回、それに加えて2つの委員会を設置しました。(推薦ではなく、公募に致しました)
防災・防犯委員会
自治会にも防災担当者がいます。
管理組合と情報交換がなかったため、防災用品などは、管理組合、自治会で同じような防災用品を購入するなど無駄がありました。
防災・防犯委員会は、自治会とも連動して、マンション全体の防災・防犯を企画していただくための組織と致しました。
総務委員会
管理組合の規約の確認や規約の補正。時代遅れになった規約の廃止、新規規約の提案を行う委員会です。
理事会で発行する機関誌のお手伝いや総務全般の仕事をサポートします。
それぞれの専門委員会は、理事(理事長)が必要と認めた時に設置できます。(規約で決まっています)
(ますます住みやすいマンションになれば良いと思います)
みなさま、ありがとうございました。